無人コンビニも開店、新駅高輪ゲートウェイの狙いは何か(4/4 ページ)

» 2020年03月28日 08時06分 公開
[小林拓矢ITmedia]
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券売機まわりの合理性

 券売機まわりは、交通系ICカードを使用してもらうことを前提でつくられている。Suicaチャージ機2台、普通の券売機1台、多機能券売機2台、指定席券売機3台となっている。運賃表はデジタル画面で表示されており、英語版と日本語版が交互に表示される。

 券売機の数は少なく、特にきっぷを買うためだけの券売機が1台しかないのは、Suicaの普及が進み、今後も交通系ICカードでの乗車を進めていくというJR東日本の考え方が現れている。なお、開業当日はそれゆえに入場券の購入が長蛇の列となったという話もある。

 改札も新タイプのものが導入されている。斜めにタッチし、QRコードを読み取れるタイプが設置され、実証実験が行われている。

 駅にまつわる新しい技術を示し、さまざまな取り組みをしているのが高輪ゲートウェイ駅である。歴史を背負っていない駅だからこそできたのかもしれない。品川再開発プロジェクトが完了したころには、その中心として支持される駅となるだろう。

ここに新しい街ができる
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