――住む場所は変わらずとも、在宅勤務を前提に住まいの広さや間取りといった、住環境の見直しが起きる可能性は?
宗: テレワークによる住まいの好みの変化は起きると思う。今までは、子ども(の面倒を見るため)などの関係で、家族が「お互いの気配を察することのできる」家が良かった。
――家族に目配りしやすい、広めの間取りということですね。
宗: しかしテレワーク環境では逆で、仕事中に家族の声が気になってしまう。とはいえ、1部屋を小さくした細切れのような間取り(の住居)をこれから建てるようになるかというと、そこまでではないのでは、と感じる。
むしろ、コワーキングスペースが増加するだろう。(夫婦が)お互い家にいるとストレスなので、会社のお金でコワーキングに気分転換のため行って働く、といった動きだ。これも(あくまで)会社側の取り組みと言える。
――働き手が率先して生活を変えるというよりは、やはり会社側が意識を「合わせられるか」なのですね。
宗: 今までの(テレワーク化の)流れはやはり加速する。むしろ会社側の感覚があまり変わっていないのではないか。経営陣がそれに気付けるかどうかだろう。
高齢者は朝のドラッグストアへ本当に「殺到」したか 購買データで解明
東京都知事の外出自粛要請は本当に効いたか――ビッグデータから意外な結果判明
新型コロナで外出自粛でも「買い物・旅行」、60代が最も活発――若者は自粛傾向だが……
新型コロナでも日本企業が社員に「テレワークさせなかった」真の理由
新型コロナ対策で露呈 「社員から確実に見放される企業」とは?Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング