19年から人気が急上昇したのは、男女ともに「凪(なぎ)」だった。男の子は92位から26位に、女の子は60位から20位にそれぞれ上昇した。
その理由について、同社は次のように分析する。まず、凪には「平穏」や「穏やか」といった意味が込められているため、コロナ禍の収束を願う親が名前に使用したと考えられる。また、話題となったテレビドラマの『凪のお暇』や『私の家政夫ナギサさん』だけでなく、人気漫画『鬼滅の刃』の登場人物が使う技に「凪」がある。さらに、名付けにおいて男らしく・女らしくといった意識が薄まっているため、名前のジェンダーレス化が進んだことも背景にある。
全体的な傾向はどうか。「たまひよ しあわせ名前研究所」の栗原里央子顧問は、新型コロナウイルスの影響を受けて「安定した名前が選ばれる傾向が見受けられた」としている。
今回の調査は、「たまひよ」の商品・サービスを利用した人に対し、赤ちゃんの名前や名前の読み、漢字などについて尋ねた(回答は任意)。
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