サイボウズは、在宅勤務をしている人に「業務で関わりのある人との関係の変化」についても質問。「(職場の人が)何をしているかが分からなくなった」が約6割に上った。他にも「協力し合うことが減った」が42.4%、「意見・提案をしにくくなった」も40.7%となった。
やはり、テレワーク中はメールやSNS、電話によるやりとりが主体となるため、どうしても対面と同じようにはいかない点が背景にあるようだ。「在宅勤務時のテレワークで当てはまるもの」という質問では、7割強の人が「ちょっとした会話が減る」「ランチや飲み会での交流が減る」と答えた。他にも「場の雰囲気をつかみにくい」が66.7%、「深い・込み入った話をしにくい」も57.3%に上った。
サイボウズの本調査では、他にも「チームワークが良い状態のチームは、業務に関わる会話・関わらない会話の両方が長い傾向にある」という結果も示された。コロナ後も生産性向上のためテレワークを定着させようとしている企業にとって、「オンラインでも社員間の心の距離を遠ざけない」工夫が求められそうだ。
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