ウェルスナビが提供するロボアドバイザーサービス「WealthNavi」がNISAに対応する。2020年下旬から21年上旬にリリースを予定している。
NISAは、投資の売却益と配当を一定の制限の元で、非課税とする制度。通常の口座とは別にNISA口座を開いて利用する。ロボアドバイザーサービスで、NISAに対応するのは初めて。
同社は11月18日に東証マザーズへの上場が承認されており、12月22日に上場の予定。上場で調達する資金などの使い道として、WealthNaviおよびNISA対応サービスの広告宣伝費に、3カ年合計で約20億円を充てる。
WealthNaviは長期分散積立による運用を標ぼうしており、「つみたてNISA」などとの相性がいい。ロボアドサービス提供各社はNISA運用に向けて規制当局の理解を希望していた。ウェルスナビの柴山和久CEOは6月のイベントで、「制度上、確定拠出年金(iDeCo)としてロボアドを提供していいか、条文上不明瞭。明確にしてほしいと要望を出した。規制周りの明確化、アップデートを続けてほしい」と話しており、NISA以外の非課税口座への対応も視野に入れる。
NISAなどの非課税制度への対応が進むことで、制度の有効活用が進むことが期待される。
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