宿泊先のホテルで発生した費用とGo To トラベルキャンペーン適用額・地域共通クーポンの金額は以下の通り。4人家族の合計金額なので、1人当たりにすると9000円程度という計算になる。
宿泊費(大人2人の料金、幼児無料):7万2600円
Go To Travelキャンペーン適用額:−2万5410円
地域共通クーポン:−1万1000円
合計(税別):3万6190円
※プール・パーフェクトワーケーションセット・施設内の食事代などには地域共通クーポンを充当した
※キャンペーンを利用する際は、チェックイン時にホテルフロントで子供の分も含めた身分証明書が必要
旅行中に予定していたZoomミーティングは何とか実施できたが、子供と同じ部屋で仕事をすると、こちらの都合はおかまいなしに子供が話しかけてきたり、膝の上に座ってきたりする。そういう場合は、メールチェックや定例作業などが中心となり、思考系の業務をすることは難しかった。
子供の年齢にもよると思うが、子連れワーケーションの一番の課題は、仕事中の子守りをどうするかという点だ。今回は子守りや車の運転を全て夫に任せてしまったが、夫婦ともに仕事をしたい時は、現地でのベビーシッターの手配が必須といえる。ただ、初めて滞在する先でシッティングを依頼するハードルは高そうだ。
今回の宿泊先では、日中の託児サービスがコロナの影響で休止中。夜でも特定のレストランを利用する場合のみ、と限定的だったため、利用を断念した。ただ、子供にフレンドリーな施設だったので、低年齢児向けのキッズルームやプールが充実していて助かった。
次の機会にやってみたいのは、3世代または複数家族で挑むということだ。コロナの影響で祖父母との旅行が難しい場合は、同じ保育園や同じ職場の“同僚家族”と一緒に滞在して、子供同士が遊ぶ時間を増やせば、子守りの負担を減らせるのではないか。
現地での子供向けアクティビティーは、あらかじめ雨天時も考慮して手配しておくのがおすすめだ。どうしても現地滞在中にやらないといけない重要なミーティングや締切のある仕事は、スケジュールには入れないこともワーケーションを楽しむポイントになると考えている。
ここまで、わが家のワーケーションの実例について紹介した。日程表を見て「やはり子連れだとほとんど仕事にならないな」と感じる人もいれば「子供と一緒でも意外と仕事ができるんだ」と感じる人もいると思う。
筆者の場合は、仕事と休暇の気持ちの切り替えは大変だったものの、総じて満足度の高い結果となった。家族旅行という点では親子ともに楽しめる時間となり、仕事という点でも普段の在宅勤務よりはるかに気持ちの良い環境で取り組めた。1泊2日では短いと感じたので、次回は連休か、週末だけではなく平日も含めるのがよさそうだ。十分な感染対策を行いながら、またワーケーションを実施したい。
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