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» 2020年12月22日 17時00分 公開

加速するクルマの電動化:電動化の主役は完成車メーカーではなくサプライヤーだ! (1/6)

菅政権による自動車の電動化規制に注目が集まっている。カーボンニュートラルによる電動化規制は世界中に広がっており、自動車業界を大きく揺るがすことになるだろう。そして、これまでの動きから見えてくるのが主役交代だ。今後は、完成車メーカーからサプライヤーへ、主役がシフトすると考えられる。

[高根英幸,ITmedia]

 菅政権の目玉の一つになった、2050年のカーボンニュートラルに向けた自動車の電動化規制により、自動車業界を取り巻く日本の報道機関は蜂の巣を突いたような騒ぎになっている。しかし、どうも視点がズレているような印象を受ける。

 純エンジン車の販売を30年代半ばに禁止するという規制は、あくまで日本市場での販売規制であって、輸出にはまったく影響しない。また電力インフラが整備しきれていない新興国にはBEV(バッテリーEV。いわゆる電気自動車)は向いておらず、ハイブリッド車もその複雑さゆえにコスト高で販売のボリュームを望めない。そのため相当の間、純ガソリン車やマイルドハイブリッドを主力にせざるを得ない地域が存在し続けるはずなのだ。

菅政権による自動車の電動化規制のほか、世界中に広がるカーボンニュートラルによる規制により、自動車業界の主役は、完成車メーカーからサプライヤーへシフトすると考えられる
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