コード決済J-Coin Payの加盟店拡大 ただし店舗数ではPayPay先行

» 2021年01月25日 10時37分 公開
[ITmedia]

 銀行系のコード決済が徐々に拡大している。みずほ銀行が提供するコード決済サービス「J-Coin Pay」は、新たに全国3200の加盟店が増加した。2020年末から1月にかけて利用可能になった店舗には、サイクルスポット、アインズ&トルペ、くまざわ書店、コロワイドグループ、タカキューグループ、山野楽器、プリンスホテル、ポプラ、島村楽器、JR東日本グループのホテル、The SHEL'TTER TOKYOなどがある。

J-Coin Payではコロワイドグループの2220店舗など、新たな加盟店が増加(プレスリリース)

 ただし、加盟店の数では先行するコード決済の後塵(こうじん)を拝している。ICT総研が1月16日に発表した、コード決済の店舗数についての調査結果によると、利用店舗数のトップはPayPayだった。全国100地点をピックアップした調査にもかかわらず利用店舗数は3万2000超。2位のd払いは5839、3位のLINE Payは4936、4位の楽天ペイは4155店舗だった。

全国100地点における、主要4コード決済の利用可能店舗(ICT総研)
全国100地点における、主要4コード決済の利用可能店舗(ICT総研)

 J-Coin Payは、クレジットカードからのチャージが行えず、銀行口座からの入金が中心。みずほ銀行だけでなく、地銀など全国90以上の金融機関が参画している。

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