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» 2021年01月27日 16時23分 公開

一般向け日本円ステーブルコイン、JPYCoin(JPYC)がリリース 1億円分発行

日本暗号資産市場(東京都港区)は1月27日、日本円に価値が連動したいわゆるステーブルコイン「JPYCoin(JPYC)」を1億円分発行し、一般に販売を開始した。

[斎藤健二,ITmedia]

 日本暗号資産市場(東京都港区)は1月27日、日本円に価値が連動したいわゆるステーブルコインである「JPYCoin(JPYC)」を1億円分発行し、一般に販売を開始した。当初決済への利用が期待された仮想通貨は、値動きが激しく活用が進んでいなかった。今回、日本円に連動したステーブルコインを発行することで、決済への活用が期待されるとしている。

JPYCoin(日本暗号資産市場)

 JPYCoinはイーサリアム上のブロックチェーンで発行するいわゆるERC20トークン。DeFiサービスであるユニスワップ(Uniswap)などの分散型取引所で売買を可能にする。1JPYCoinの価格が1円を下回る場合、日本暗号資産市場は供託金を積み増したり、金融機関保証を受けることで価格の上昇を試みる。逆に1円を上回る場合、1JPYCoinを1円で売却を続けることで、価格を安定させる。

 法定通貨に価値が連動するトークンは、国内現行法では暗号資産(仮想通貨)に分類されず、JPYCoinはいわゆる電子マネーと同じ前払式支払い手段として提供する。前払式支払手段では発行額の50%以上の供託が必要となるが、当面は100%+1000万円を供託して利用者の権利を守る。

 同社のWebサイトで1JPYC=1円で販売を開始しており、今後、ビットコインとイーサリアムでの購入も可能にする。またJPYCoinは現時点ではAmazonでの買い物に利用できる。また、分散型取引所においてJPYCの流動性を提供した場合、報酬をUSDCで支払うインセンティブも提供する。

 これまで同社はICHIBA(ICB)という名称の日本円連動ステーブルコインを発行していたが、事業者向けに商行為目的でのみ利用できるものだった。今回のJPYCoinは一般向けに提供するステーブルコインとなる。

JPYCとICBの比較(日本暗号資産市場)

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