SBI証券は3月23日から、大口優遇プログラムを改定し、達成条件を緩和するとともに優遇内容を拡大する。従来は、条件を達成すると翌日の信用取引手数料を無料としていたが、無料期間を30日間に延長する。
大口優遇は取引額などが大きい投資家に対して、手数料などを優遇する仕組み。同社は、オンラインでの国内株式取引の手数料や投資家負担費用の無料化を図ることを「ネオ証券化」とし取り組んできた。その一環だという。
これまでは、信用取引について約定代金か未決済建玉が1日3000万円以上で対象としていたが、新たに下記を条件として追加する。
また優遇内容として、信用取引の手数料無料のほかに通常1カ月9073円(税抜)のプレミアムニュースも無料で提供する。
大口に対する優遇策は、競合の楽天証券が強化を進めており、条件を達成することで、その後の3カ月間、信用取引手数料を無料にするなどの優遇を行っている。楽天証券は2020年9月に、達成条件を緩和し、信用取引額や貸株、投資信託残高の条件を緩和していた。
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