住み続けたい街1位には、兵庫県芦屋市が選ばれた。治安が良く、海や山、川が近く自然が豊かであること、病院やスーパーも近く生活しやすい点が理由に挙げられた。
2位は兵庫県西宮市で、愛着のある街1位に続いてのランクインとなった。ここでも静かな住環境で子育てがしやすいこと、病院やスーパーも近く生活しやすいことが挙げられた。3位は横浜市西区で、ショッピングモールや大型施設、百貨店がたくさんあり買い物には困らないことや、物価も高くなく閑静で住みやすいという意見があった。
トップ20をみると、東京都から4自治体、神奈川県・大阪府・兵庫県から3自治体、北海道・千葉県・福岡県から2自治体がランクインしている。また、上位13位までは偏差値70台と特に高い評価を得ている。ランクインした自治体の住みここちランキング(全国版)をみると、6位の神奈川県茅ケ崎市(住みここち156位)、11位の福岡県糸島市(同264位)など、愛着のある街と同様に住みここちトップ100以外からもランクインしている。
愛着のある街ランキング上位の街は、住み続けたい街ランキングの評価も高いことがうかがえた。
なお、20年度調査は1回目の緊急事態宣言が発出する直前の3月中旬から4月上旬にかけて実施されている。コロナ禍での外出自粛やテレワーク化が進み、人々の価値観や関心が大きく変化した。東京の地価も8年ぶりに下落し、人々の住みよい街の定義も変わりつつある。今後新しい生活様式が提唱される中で、人々が望む生活はどう変化していくのか、注視される。
調査は20年度で累計18万7823人の回答を、愛着のある街もしくは住み続けたい街(自治体)として集計した。
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