今や、世界中の最重要課題の一つとなっている「温室効果ガス」の問題。排出源の約80%はエネルギー、約20%は食料生産と土地利用の変化であり、再生可能エネルギーの普及や森林保護、エネルギー効率のよい食料調達方法が求められている。
2017年に創業したフィンランドのスタートアップ「Solar Foods」(ソーラー・フーズ)は、農業や漁業とは一線を画す食料調達のアプローチで、世界規模の課題に立ち向かう。同社は独自のバイオテクノロジー技術により、空気と電気から粉末状の食用タンパク質「Solein」(ソレイン)を開発した。
砂漠や北極のような厳しい環境でも生産可能で、食べ物の味に影響しない無味の特徴を持つソレインは、肉の代替品をはじめとした次世代の食用タンパク質として期待されている。CEOのPasi Vainikka(パシ・ヴァイニクック)氏に、ビジネス戦略を聞いた。
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