ところで、スリープ・ラボの競合商品はあるのだろうか。ま、さすがにないだろうなあと思ったが、ちょっと調べたところ「あった」のだ。その名は「かぶって寝るまくら IGLOO(A)快眠ドーム」(ドリーム、1万780円)。使い方はスリープ・ラボと同じで、穴の中に頭を入れるだけ。ドーム状の形になっていて、見た目はキャンプで使うテントの“頭部版”と言えるかもしれないし、言えないかもしれない。
特徴は、音を吸収する工業用ウレタンが張り付けられていて、その上に光をさえぎるアルミシートが施されていること。というわけで、木でできているスリープ・ラボと違って、こちらはやわらかい。
このほかに、マスクタイプもある。商品名は「イビピタンマスク」(サイプラス、2178円)。消音効果がある多層素材を使っていて、それが口を二重にカバーする。同社によると、「ガーガー」の音が小さくなるという。
いびきの防音グッズを調べていくうちに、音を軽減する技術は横展開できるのではないかと思えてきた。例えば、病院。同じ病室にいびきをかく人がいて、「なかなか眠れなかった」といった経験をした人もいるはず。そんなときに、穴の中に頭を入れれば一件落着……と思ったが、これはいけない。顔がスッポリ入るので、表情が分からない。「この患者さんの体調はどうかな?」と医師や看護師が確認しようと思っても、パッと見て判断することができないからだ。
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