人材サービスを手掛けるキャリアデザインセンター(東京都港区)は、「働く女性の結婚観」に関する調査を実施した。調査によると、働く女性が結婚相手に求める最低年収は「500万〜600万円未満」が最も多い結果となった。
次いで「400万〜500万円未満」(21.3%)、「300万〜400万円未満」(17.8%)の順となり、平均は526万円だった。国税庁が発表した「民間給与実態統計調査」によると、2019年の男性の平均年収は540万円となっている。働く女性が結婚相手に求める平均年収額が、男性の平均年収を下回っていることが分かる。
結婚を機に仕事を辞めてほしいと言われても、「相手の年収に関係なく、仕事は辞めない」と回答した割合が最も多く、42.9%だった。一方、「相手の年収が高ければ、仕事を辞める」と「相手の年収に関係なく、仕事を辞める」の合計は43.8%となり、辞める派と辞めない派がほぼ同数となった。
辞めない派の意見としては「仕事を辞めろという人とは結婚しない」「こっそり働く」などが挙げられた。
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