接客業から異職種に転職した理由1位は「接客のストレス」(125人)――そんな結果が求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)の調査で分かった。
2位以下は「勤務日時への不満」(98人)、「他職種に挑戦したい」(77人)、「体力的につらい」(52人)、「収入をアップさせたい」(46人)という結果に。
「接客のストレス」と回答した人からは「ずっと笑顔で接客することに疲れてしまった」(女性、23歳で転職)、「クレーマーや態度の悪い人への接客に疲弊した」(男性、30歳で転職)、「接客業は気を使って神経がすり減ると感じたから」(女性、39歳で転職)といった声が寄せられた。
「勤務日時への不満」と回答した人は「長い拘束時間」「不規則なシフト」「まとまった休みを取りにくい」といった具体例を挙げた。
「他職種に挑戦したい」と回答した人は、転職のきっかけとして「もともとやりたかった仕事に挑戦するため」や「働く中で他の仕事に興味を持ちはじめた」を挙げた。
「接客業から異職種への転職は順調だったか」と聞くと「まあ順調」(41.4%)が最も多く、「順調」(29.6%)、「やや大変」(22.4%)、「とても大変」(6.6%)と続いた。
転職活動が順調だった人からは「接客業で店長を経験していたことから、コミュニケーション力やマネジメント力が評価され、2カ月で4社から内定を得た」(女性、26歳で転職)という回答があった。また、「教育業界に転職した。接客の経験が保護者対応などに役立った」という体験談も寄せられた。
転職活動が大変だった人からは「接客業をやめて手に職をつけるために、3年間学校に通った。20代半ばからの通学や勉強はとても大変だった」(男性、29歳で転職)や「年齢が40代だったこともあり、正社員としての就職先が見つからなかった」(男性、43歳で転職)といった声があった。ビズヒッツは「『未経験での転職はハードルが高かった』という意見が多数」だったとしている。
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