同社は、2020年10月にマスクに名刺情報を印刷した「名刺マスク」を販売。メディアに取り上げられるだけでなく、SNSでも話題となった。
しかし、社名や所属部署、名前などがマスクに印刷されているため、「取引先に会う場合しか着用できない」など、利用シーンが限られていた。ならばマスクではなく、名刺に顔写真を印刷すればよいのではと思い立ったという。
スマイル名刺の発表後、フリーランスやクリエイターなどを中心に反響があるという。また、腕を伸ばして顔にかざす必要があるため、SNSでは「ソーシャルディスタンスを保てる」といった予想外の声も挙がっている。
料金は20枚で1320円から。専用サイトを使って自分でレイアウトを決める「セルフコース」(PCのみ)と、スマートフォンなどで撮影した顔写真を登録し、プラス770円で切り抜きや加工を代行する「おまかせコース」を用意した。
老舗の印刷会社が、あえてアナログな挑戦をする。商談の場で「くすっと笑える」アイデア商品として受け入れられるか。
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