日本を変える「テレワーク」
コラム
» 2021年07月21日 07時00分 公開

生産性が落ちたので、海辺のホテルでワーケーションをしてみた筆者の思わぬ「失敗」とは?(2/3 ページ)

[秋山未里,ITmedia]

 朝起きて、「あ、私テンション上がってるな」と実感した。このところ、仕事を始める前は憂鬱で、始業時間ぎりぎりまで寝て過ごしていたが、今日は違う。地元のお店にランチを食べに行きたいし、温泉にも入りたい。早く仕事を終わらせなければ──と、ポジティブな締め切り効果が働いた。

宿泊した部屋からのオーシャンビュー

 神奈川県ではまん延防止等重点措置が発出されており(6月下旬時点)、地元の飲食店も、併設している温泉施設も20時で閉まってしまう。そのため、早く退勤する必要がある。仕事が終わらない場合は食事や入浴後に作業時間を取った。一週間のスケジュールは、下記のような形だった。

ワーケーション中の筆者のスケジュール

 ワーケーションというと、通常は間に休みを取ったり、休日を挟んだりして観光に専念する日を作ることが多いだろう。そんな中、筆者は5日間フルで働いてしまった。だが、滞在日数が長かったのと、朝、昼、夕方の時間に散歩や飲食店に出掛けられたので、周囲の環境を楽しむことはできた。

 この一週間を通して、とても晴れやかな気持ちで毎日仕事をしていたと思う。生活習慣も改善し、食事もよく食べたので、ずっと悩んでいた口内炎があっさり消えるなど、良い効果が得られた。家事をする必要がないので、出掛ける時間以外はとても仕事に集中できていたと感じている。

 では実際、生産性には変化があったのだろうか。

 ワーケーションを終えてから、この週にこなした仕事量と労働時間を計算した。仕事量は、その1週間前とほぼ同等だった。一方で、残業時間は4時間から2.5時間へと減少。集中して仕事ができた結果が反映された。

簡単に業務量を書き出して比較してみたところ、大きな差はない

 加えて、在宅勤務中はランチ休憩時や退勤後もチャットの連絡があると携帯やPCで確認してしまうことが多いが、ワーケーション中は外食や温泉を楽しんでいるため、そのようなことは起こりづらい。大幅に、とはいかなかったが、生産性は上がったといえるだろう。

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