また、同様の手法で調査した東京23区のランキングでは、1位千代田区、2位港区、3位中央区と続き、昨年と全く同じ順位だった。
1位の千代田区は東京23区の中心に位置し、官公庁やオフィスが集積し、多様な機能を有する千代田区は全ての分野で高評価を得た。
特に、経済・ビジネス、生活・居住、交通・アクセスは対象23区の中で最も高い評価を獲得している。付加価値額で23区中最も高い評価を得るなど経済力で他区に差をつけていることに加え、保育ニーズの充足度や子どもの医療費支援など居住者にも優しい街づくりが推進されており、居住性も高い都市といえる。
2位の港区は全ての分野において高い評価を得ている国際性豊かな区で、研究・開発、生活・居住、環境の3つの分野でさらにスコアを伸ばした。
研究・開発では新規指標の特許取得数で高い評価を獲得するとともに、グローバルニッチトップ企業数や論文投稿数もスコアを伸ばした。生活・居住では電子自治体推進度の評価が高く、行政のデジタル化が進んでいることがうかがえる。また、環境の「快適性」における街路の清潔さの評価も高いことから、経済や文化の魅力のみならず、住みやすさも兼ね備えている。
3位は中央区だった。全分野においてバランスよく高得点を維持していて、環境の「快適性」における街路の清潔さで高い評価を得た。
また、生活・居住においては「育児・教育」の合計特殊出生率が向上していることから、子ども・子育て支援施策の成果がみられる。経済・ビジネスにおいては「経済活動」や「ビジネスの活力」が特に伸びており、その経済力の強さがうかがえる。研究・開発は他の分野に比べるとやや低い水準ではあるものの、新規指標の特許取得数などは高評価を得ており、今後のさらなる成長が期待できる。
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