次に選考辞退者数について尋ねた。昨年より「増えた」と答えた企業は35.1%で、20.7ポイントも増加した。「減った」は13.0ポイント減少。内々定だけでなく、選考段階での辞退も増加していることが分かった。
21年卒の採用活動では、急きょ採用活動を中止する企業や選考を中断する企業も一定数あったことから、学生は「選考の案内があった企業」の選考に参加する傾向が強かった。一方、22年卒の学生は約9割が「セミナー参加後に選考に参加しなかった」と回答した。同社は「昨年と比べ、学生は選考に参加する企業を絞りこんでおり、辞退者の増加につながっている」と分析した。
21年6月時点で、内々定数の獲得平均は2.15社。長引くコロナ禍により、学生もオンラインでの説明会や面接など、今までとは違った就職活動を余儀なくされている。今後も就活生がどのような選択をするのか注視される。
今回の調査は、全国の企業採用担当者を対象にインターネット上で行った。期間は21年7月6〜30日、有効回答数は667人。
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