異職種における転職上昇率の1位は、「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」だった。20年度の異職種からの転職は89.3%で、16年度の77.7%と比較し11.6ポイントも増加した。景気上昇時は事業拡大、景気下降時はコスト削減などのニーズが増え、景気に左右されにくい。また、給与設定が比較的高い一方、激務で残業時間も長い傾向があり、ワークライフバランスを求めて他職種への転職が多いことが大きな理由のようだ。
異職種転職の上昇率2位は「技術系(IT/通信)」だった。20年度の異職種からの転職は21.6%で、16年度の14.9%と比較し6.7ポイント増加した。「技術系(IT/通信)」が転職を受け入れた職種1位は「営業系」、2位は「技術系(電気/電子/機械」だった。「営業系」は、折衝経験や高いコミュニケーション能力を持つ人が多く、技術力を新たに身に着ければ優秀なSEに育つ素養や可能性がある点が理由のようだ。
今回の調査は、16年度(16年4月〜17年3月)、20年度(20年4月〜21年3月)に、転職サービス「doda」を利用して転職した約4万人のデータを分析した。
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