日常で最も多く利用するポイントは「楽天ポイント」 幅広い世代で最多

» 2021年10月21日 15時05分 公開
[季原ゆうITmedia]

 SBI生命保険は、ポイントサービスを利用している20〜60代の男女を対象に、日常の買い物における利用状況に関する調査を実施した。その結果、日常の買い物で利用することが多いポイントサービスの第1位は「楽天ポイント」(68%)となり、性別、年代別に見ても大半の区分で最多得票であることが分かった。

利用することが多いポイントサービス(出所:リリース)

 2位には「Tポイント」が55.5%で続き、3位は「Pontaポイント」35.1%となった。「Tポイント」も「楽天ポイント」同様に幅広い層が利用しており、特に50代男性では楽天ポイントを上回る結果となった。一方、「Pontaポイント」は年齢が高いほど利用率が下がり、60歳以上では2割強にとどまった。また、女性の方が男性よりも平均で8.3ポイント低く、特に30代、40代では15ポイントほど低い結果となった。

最もポイントが貯まっている(貯まりやすい)もの(出所:リリース)

 利用するサービスの中で、最もポイントが貯まっている(貯まりやすい)ものはどれかを尋ねると、「楽天ポイント」が44.0%で最多となり、次いで「Tポイント」17.1%、「dポイント」12.3%となった。「楽天ポイント」は、ポイントの貯まりやすさが利用者の増加につながっていることがうかがえる結果となった。

ポイントサービスを選ぶ上で重視するもの(出所:リリース)

 ポイントサービスを選ぶ上で重視する点については、「還元率の高さ」が70.2%で最多となった。次いで「対象店舗の数が多い」52.7%、「ポイントキャンペーンが魅力的」が49.5%となった。

 男女別に見ると、「還元率が高い」を選んだ割合は、男性73.9%、女性66.5%であったのに対し、「ポイントキャンペーンが魅力的」を選んだ割合は、男性44.3%、女性54.6%となった。男性が還元率の高さを求めるのに対し、女性はキャンペーンを好む傾向となった。

ポイントの使い道(出所:リリース)

 ポイントの使い道についての質問では、最も多かった活用方法は「食料品や日用品等の購入」で78.5%となった。2位には「電子マネーや他のポイントへの交換」44.1%、3位「ギフトやクーポンへの引き換え」19.6%となった。

 ポイントサービスを選ぶ際に重視することで「対象店舗の数が多い」が2位である点においても、ポイントサービスの利用では汎用性の高さが重要視されている傾向があることがうかがえる。

過去3年程度でポイントサービスを利用する機会は増えたか(出所:リリース)

 次に、過去3年程度で、以前よりもポイントサービスを利用する機会が増えたかの質問では、「増えた」「少し増えた」と回答した人を合わせると52.3%となった。一方で「減った」「少し減った」と回答した人はわずか2.8%にとどまり、過去3年程度で顕著に普及したことがうかがえる結果となった。また、年齢層が上がるにつれて「変わらない」と回答した人の割合が多く、年齢を重ねるほどポイントサービスの利用が定着していることが分かった。

ポイントサービスの利用が増えた、利用を開始した理由は(出所:リリース)

 ポイントサービスの利用が増えた、または利用を開始した理由については、「スマートフォン決済が増加したため」と回答した人が最も多く54.2%となった。2位には「ネットショッピングが増えたため」が44.7%となり、コロナ禍でのスマートフォン決済やネットショッピングの急速な拡大が、ポイントサービスの利用拡大の契機になったことがうかがえる。

ポイントの利用方法として使ってみたい、あったら便利だと思うもの(出所:リリース)

 最後に、今後のポイント利用方法として使ってみたい、またはあったら便利だと思うものはどれか尋ねると、上位3位は現在の活用方法で割合が多いものと同様の結果となった。4位以降は、「公共料金(水道光熱費等)の支払い」21.4%、「株式や投資信託への投資」13.6%、「保険料の支払い」8.1%となった。

 調査は10月7〜8日、ポイントサービスを利用している20〜60代の男女1110人を対象にインターネットにて実施した。

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