「社長や取締役たちの話を聞いて、内定通知書を受け取っただけで、内容的にはオンラインで良かったのではと思った。対面だからこその意義は感じなかった」(文系女子)――内定式に対面で参加した学生がこうした不満を感じていたことがマイナビの調査で分かった。
同じように対面で参加した他の学生からは、「内定式の本編は短くし、同期で集まる機会を設けてくれると助かる」(文系女子)や、「同期と交流する時間が設けられていれば、もっと有意義な時間を過ごすことができたのではないかと感じた」(理系女子)といったように、同期との交流を求める声が聞かれた。
一方、「学生から社会人に変化するんだと確認するために内定式は必要だと感じている」(文系男子)や、「内定式後は社会人の一員としての立ち振る舞いが必要になる。自分の意識を高められるターニングポイントになった」(理系男子)など、対面で参加したことで社会人としての意識が高まったと評価する意見も寄せられた。
内定式にWebで参加した学生はどのように考えているのか。
肯定的な感想としては、「職員の経験談や若手職員との交流の時間を適切に設けてもらったので、団体の雰囲気を感じながら、働くイメージをつかむことができて非常に意義があった」(文系女子)や、「選考が全てWebで、同期と接する機会もなかったため、それまでの就活が孤独に感じられていたが、同期と内定式を通して交流することで、1人じゃないと思うことができた」(文系女子)といった声が寄せられた。
否定的な感想としては、「ウェビナー形式で双方向のやりとりはほとんどなかったので、内定式に出席した実感はなかった。同期との交流会もあったが、Webだと話しづらく交流できたとは感じなかった」(理系女子)という声が寄せられた。
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