2021年の忘年会、「参加未定」が4割 参加しても良いと思う条件は?昨年は8割が「開催なし」(2/2 ページ)

» 2021年10月27日 07時00分 公開
[サトウナナミITmedia]
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忘年会が開催されたら参加したい人は43.5%

 一方で今年、対面での忘年会が開催された場合、「参加したい」と答えた人は43.5%、「未定」は40.3%、「参加したくない」は16.2%だった。対面での忘年会への参加意欲が高い人と、未定とする人が拮抗する結果となった。

 「参加したい」と答えた人に理由を尋ねたところ、7割近くが「職場、身近な人と1年の労をねぎらいたいから」と回答した。また「参加したくない」と答えた人の多くは、昨年に続き感染予防の観点から「新型コロナウイルスへの感染が不安だから」(61.6%)と答えた。

忘年会 対面での忘年会に参加したい理由(日本フードデリバリー調べ)

 「未定」と答えた人に、どのような条件の忘年会であれば参加したいか尋ねた。その結果「少人数であれば参加したい」(63.4%)が最も多く、次いで「開催場所に応じて参加したい」(42.3%)、「お弁当など、個食の食事会であれば参加したい」(40.9%)といった声が挙がった。

忘年会 参加したい忘年会の条件(日本フードデリバリー調べ)

 「少人数であれば参加したい」を選択した人に、求める開催人数について尋ねたところ、自分を含め「3〜4人」と回答した人が70.1%となり、全体の約7割を占めた。続いて「5〜6人」(27.1%)と回答した人が多く、あわせて97.2%が望ましい忘年会の開催人数は自分含め6人以下と考えていることが分かった。

忘年会 参加したい忘年会の開催人数(日本フードデリバリー調べ)

 「開催場所に応じて参加したい」を選択した人に、望ましい開催場所について尋ねたところ「飲食店」(54.2%)が最も多く、「オフィス」(29.7%)、「レンタルスペース」(23.7%)と続いた。また「換気を行っている」「人数に対して余裕のあるスペース」など、感染症対策を行っていることが重要だとする意見も多く寄せられた。

 結果を受け、同社は「参加者が安心して参加できる忘年会にするために、4人程度の少人数、感染症対策に配慮した場所・個食を意識することが重要となる。大人数が集まる忘年会ではなく、人数に対して余裕のあるスペースで、部署やチーム単位、身近な人で集まり静かに飲食をする小さな忘年会が増加するだろう」とコメントした。

 調査は21年10月6〜12日にインターネット上で実施。20歳以上の「くるめし弁当」会員の男女692人を対象とした。

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