どこでもドアならぬ、どこでも窓「アトモフウィンドウ」が昨対比4倍で売れているワケ未来のインタフェース(6/6 ページ)

» 2021年10月28日 08時00分 公開
[小林香織ITmedia]
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コロナ禍で急成長「未来のインタフェース」を目指す

自身の1日のアクションを設定できる「デイリールーティーン」

 スマート家電としての機能も徐々に増えている。天気の表示、Googleカレンダーとの連携のほか、1日のスケジュールに沿ってアラーム通知や映像切替、音の調整などを事前に設定できる「デイリールーティーン」の機能も。オプションでLEDライト、カメラも装着可能。カメラはまだ開発中とのことだが、本体に取り付けると外出先でスマートフォンから部屋の様子を観察できる。子どもや高齢者、ペットの見守りなど幅広く活用できそうだ。

 アトモフが目指すのは、家庭の新しいインタフェースとなる「未来の窓」。家族や友だちと等身大のビデオチャットをしたり、気になる場所を見つけてツアーを予約したり、広大なワイナリーのぶどう畑を眺めながらワインを注文したり、機能の充実を目指す。今後の展望を尋ねると、グローバル展開の本格化をあげた。

 「現状の売り上げは国内が90%、海外が10%の割合です。今後は上場を通過点にして、世界展開を加速させたい。住環境へ投資する今の風潮は、当社にとって追い風。各国のユーチューバーとコラボレーションするなど海外でのPRに注力し、いずれは100万台を突破して、当たり前の製品の選択肢となるよう挑戦を続けていきます」

写真提供:アトモフ

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