顧客体験価値ランキング 3位「サントリー」、2位「ワークマン」、1位は？（2/4 ページ）

[秋月かほ，ITmedia]

2位「ワークマン」

　2位の「ワークマン」は昨年の圏外から大きく躍進し、本年は2位にランクイン。顧客体験の5つの要素のうち、特に「私向けのものだと思える」「私の立場で考えてくれる」の評価が他ブランドよりも高く、特に現ユーザーからの支持を得ていた。

　利用者からは「こういうところまで考えてモノづくりをしているのかというところ」（50代女性）、「より使いやすく快適に使用できるような工夫があちらこちらにあり、働く身体にフィットしている」（60代女性）、「品質が良く安い。ターゲット層が明確でターゲットが求めているものを開発している」（30代男性）といったコメントがある。40〜50代を中心に幅広い世代から顧客に寄り添った商品開発が評価されていた。

顧客体験の5つの要素「ワークマン」

3位「サントリー」

　ランキング3位の「サントリー（前年比＋0.01）」は、5つの顧客体験の要素全てにおいてTOP5のブランドとなった。

　利用者からは「最近、プレミアムモルツなど、本当においしくなったと思う。これは、技術とともに、お客さまの嗜好（しこう）を詳しく調べ、理解し、商品に反映しているからこそだと思う」（50代男性）、「基本の水を大切にしていたり、森を育てたり環境問題にも良く取り組んでいるから」（40代女性）といった意見が寄せられ、商品だけでなく企業ブランドの姿勢も高く共感されていた。

顧客体験の5つの要素「サントリー」