コロナ禍以降の投資トレンドを挙げるなら、若年層が低コストインデックスファンドに大量流入したことだろう。そして、その受け皿の一つになったのが、三菱UFJ国際投信が運営する「eMAXIS Slimシリーズ」だ。
同シリーズは2017年2月に4ファンドからスタート。最大の特徴は、「業界最低水準の運用コストを将来にわたって目指し続ける」というものだ。
2020年3月のコロナショック時、2500億円程度だったeMAXIS Slimシリーズの純資産総額は、その後急拡大。7カ月程度で倍増を繰り返し、21年12月には2兆円を突破した。
特にボリュームが急増したのが、2月10日に単体で1兆円を超えた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」だ。この規模感がどれくらいかというと、ETFを除く、国内の公募投信の中で3位。インデックス投信で初の1兆円超えだ。
「5〜6年前は、10位以内に入ることもなかなか無かった。残高も業界3位、売れ筋の中に入ってきている」と三菱UFJ国際投信デジタル・マーケティング部の野尻広明シニアマネジャーは話す。
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