形態別に倒産件数を見ると、「破産」28件(前年同月比33.3%増、前年同月21件)が最も多かった。「後継者難」倒産に占める破産の構成比は96.5%で、前年同月の95.4%より1.1ポイント上昇していた。
資本金別の倒産件数を見ると、「1000万円未満」が21件(前年同月比90.9%増)だった。「後継者難」倒産に占める構成比は72.4%(前年同月50.0%)で、2月では構成比が最高を記録した。
最後に負債額別に倒産件数を見ると、「1億円未満」が23件(前年同月比64.2%増、前年同月14件)で、2年ぶりに前年同月を上回った。なお「後継者難」倒産に占める構成比は79.3%(前年同月63.6%)だった。
内訳は、「1000万円以上5000万円未満」が15件(前年同月比50.0%増)、「5000万円以上1億円未満」が8件(同100.0%増)とそれぞれ2年ぶりに前年同月を上回った。このほか、「1億円以上5億円未満」が5件(同16.6%減)で3年ぶり、「5億円以上10億円未満が」1件(同50.0%減)で6年ぶりに、それぞれ前年同月を下回った。
本調査は「人手不足」関連倒産(後継者難・求人難・従業員退職・人件費高騰)から、22年2月の「後継者難」倒産(負債1000万円以上)を抽出し、分析した。
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