総務や人事の現場で起こる疑問を、Q&A形式で回答します。回答を見るには、会員登録が必要です。著者はEYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社の栗山 誠氏(シニアマネージャー)。
Q 経営陣から「当社もパーパス経営に取り組むべきではないか」という声が挙がっています。パーパス経営とはどのようなもので、具体的にどのような取り組みをすればよいのでしょうか。
A パーパス経営とは、組織の存在意義を示すパーパスステートメントに基づいた経営です。環境変化に対する事業戦略を内包した「自社らしいパーパスステートメント」をつくり、パーパスが組織内で実践されるように、人事部としては各種の施策、仕組みの工夫が必要になります。特にパーパス実践のアイコンとなるリーダー育成が極めて重要です。
近年、パーパス経営という言葉をよく耳にするようになりました。一般に、自社の普遍的な使命や存在意義を表す「ミッション」に対して、パーパスは「自社の、社会における存在意義」を表すものといわれています。
昨今、ESGやSDGsの注目度の高まりにおける顧客や投資家の考え方や、社会課題解決に高い意欲を持つ働き手の意識の変化が顕著です。さまざまなステークホルダーに対し、自社の在り方を示すパーパスとそれに基づく経営は、こうした変化により高まっているのでしょう。
代表的な企業の例をご紹介しましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング