同研究所が「ママ自身の満足度も高い」と話すのが「主役ママと裏方パパ夫婦」(構成比27.0%)。
家庭運営の主体と実行をママが行うため負担が偏っているように感じるが、パパも「保育園への送り」(40.9%)、「寝かしつけ」(25.7%)といった一部の育児に関与し、信頼関係が築けていることが理由だという。
また、平日夕方の料理頻度が66.7%とほかの分類に比べて低く、レトルト食品の利用率も高い。「母親は毎日料理を手作りするべき」という概念に囚われず、適度にレトルト食品を取り入れながら上手に労力を省いていることがうかがえる。
「休日は家族でアクティブに過ごしたい」(75.3%)という意識も高く、家族で一緒に過ごす時間を大切にしていることも特徴だという。
パパの育児参加が最も低く、ママの評価が低いのが「献身ママのワンオペ夫婦」で構成比は26.3%。
調査結果によると、「配偶者は頼れるパートナー」(43.0%)という意識も低く、「困っている時にも助けてもらえない」と感じている様子がうかがえる。
ママ自身は、平日の料理頻度が82.3%と3分類の中で最も高く、休日でも炊事時間が97.2分とほかの分類より20分以上長いこと、レトルト食品の週1回以上利用率が20.0%と他の分類に比べて低く、家族のために食事は毎日手作りする意識が高いことが分かった。
また、「自分の趣味や休息より子どもを優先」(83.5%)しており、同研究所は「家族のために献身的に尽くすママに対して、家事育児はママ任せのパパ、という2人のスタンスのギャップが大きい夫婦といえる」とコメントしている。
今回の調査は21年8月31日〜9月13日にインターネット上で実施。首都40キロ圏内に住み、子どもがいる25〜49歳の共働き夫婦を対象に実施。有効分析数は1800サンプル。
夫婦パターンは、夫婦の「家庭運営の主体性」「家庭運営の実行度」の役割分担と、「分担に対する満足度」を聴取・分析し、パターン分けした。
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