魔女の宅急便は、作家の角野栄子さんの同名作品が原作のアニメ映画。主人公の少女キキが、魔女になるための修行として、地元から離れた港町で宅急便をしながら成長する姿を描いている。14年には、東映が実写映画化した。
スタジオジブリが物語の舞台のモデルにしたとされる、クロアチア・ドゥブロブニクや、実写映画のロケ地である香川県・小豆島には、作品のファンを中心に多くの観光客が訪れている。
同社は100周年記念サイトで、同社のロゴであるネコマークの誕生秘話も紹介している。
これによると、マークのデザインを担当したのは、大和運輸(当時)の広報担当だった清水武さんで、彼の娘が画用紙にクレヨンで描いた親子ネコがヒントになったという。清水さんは57年6月にネコマークのデザインを完成させ、85年にはネコマークが準社章となった。
清水さんの子息はどんな経緯でネコを描いたのだろうか。これについて同社は「当時、清水さんの家で猫を飼っていたと聞いている。それがきっかけになった可能性はあるが、記録がなく、分からないのが実情」との見解を示している。
偶然にも黒猫という共通項がつないだ映画とヤマトHDの関係性。ヤマトHDが、共同提携という形で映画の製作に関与しなければ、今の同社のブランドイメージは少し違ったのものになっていたかもしれない。その意味で、ヤマト運輸が映画に参加した戦略は奏功したと言えそうだ。
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