「上司と部下の価値観が合わないとあきらめているか」と尋ねたところ、上司の69.8%、部下の68.8%が「とても感じている」「やや感じている」と回答した。
「上司・部下を理解したいと感じているか」という問いには、上司の75.0%が「とても感じている」「やや感じている」と回答。対して部下は62.0%にとどまり、13.0ポイントのギャップがみられた。
また「上司・部下が考えていることが分からない」という問いに、上司の45.2%、部下の55.0%が「とても感じている」「やや感じている」と回答した。理解したいと感じつつも、考えていることが分からず困惑している様子が見受けられる結果となった。
上司・部下との間に感じるギャップについて自由回答で聞いた。上司は「不服の顔を見せるが意見を言わない」「反応が薄く、真意が分かりづらい」「考え方がクール」「マイペース」など、部下の反応の薄さに困惑している様子が見えた。
また、「仕事の範囲に線引きをしている」「『言われていないからやらない』というスタンス」「『我関せず』みたいな感じがする」といった割り切る姿勢に「踏み込みづらさ」を感じている様子がうかがえた。
一方部下は、「会話のテンポ」「ノリの違い」「例え話が分からない」「話し方の違い」など、コミュニケーションの違和感による上司との「話しづらさ」を感じている様子が見られた。
そのほか、「オンオフの切り替え」「ワークライフバランスに対する考え方」「親睦会や飲み会などの必要性」「プライベートと仕事の両立の仕方」など、仕事とプライベートの境目が曖昧な上司への違和感を持っているようだ。
「SNSで休みを伝えても良いか」という問いでは、部下の53.8%が「良い」と感じている一方、上司は37.6%に留まり、16.2ポイントと大きな差が生じた。「飲みニケーション」は、必要と感じているとの回答は上司42.0%、部下41.6%とどちらも4割程度に留まった。
調査は1月11〜13日に、インターネットで実施。調査対象を企業に勤める部下(20〜30歳)、上司(45〜60歳)とした。有効回答数は1000人(部下500人、上司500人)。
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