消しゴムを購入する際、どういった基準で選んでいるのだろうか。「ん? よく消えるかどうかの一択じゃないの?」と思われたかもしれないが、その通りである。消しにくいモノをわざわざ購入する人は少ないはずだが、筆者が気になっているのは「消しカス」である。
消え具合にまあまあ満足していても、消しカスがたくさん出てきたり、まとわりが悪くて捨てるのが大変だったり。書いたり消したりを繰り返すと、机の上がカスだらけになるだけでなく、床に落ちると掃除が大変である。特にカーペットの上に落ちると、簡単に取れなくなることもあるので、この“消しカス問題”は忘れてはいけないテーマなのである。
ユーザーのそんな不満を解決するために、消しカスがまとまりやすい商品も販売されているが、個人的に注目しているのはカスを回収することができる「マ磁ケシ」(クツワ、550円)である。2021年10月に販売したところ、じわじわ売れていて、3月末時点で7万個を突破した。「文房具屋さん大賞」の機能賞を受賞したこともあって、さらに人気を集めているわけだが、どのような特徴があるのだろうか。
結論を先に言うと、消しカスを集めることができて、ケースにたまったカスをゴミ箱にポイっと捨てることができるのだ。どういった構造をしているのかというと、消しゴムの中に鉄粉が入っていて、本体はプラスチック製のホルダーに包まれている。本体の端っこにネオジム磁石を内蔵しているので、透明キャップを外して消しカスに近づけると、ススーっと、カスを吸いつけて集めることができるのだ。
ホルダーをキャップに戻すと、消しカスがパラパラとキャップ内に落ちていく。で、キャップ内のカスをゴミ箱に捨てれば、机の上はキレいな状態を保つことができるので、周囲の人に迷惑をかけずに済むというわけだ。
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