マスク氏のTwitterのフォロワー数は約8144万。熱心なTwitterユーザーとしても知られる。筆頭株主になってからは、自身の公式Twitterアカウントで「(ツイートの)編集ボタンがほしいか?」とするアンケートを実施。約441万ユーザーが投票し「Yes」が73.6%を占める結果が出た。
ツイッター側にとっては一見、批判的にも見えるマスク氏の行動。これに対し、アグラワルCEOは「彼(マスク氏)は熱狂的な信奉者であると同時に、サービスの激しい批評家でもある。まさにわれわれが必要としている存在だ。長期的にわれわれをより強くしてくれるだろう」「われわれは今後も彼のアイデアにオープンであり続ける」と投稿し、歓迎する姿勢を見せている。
マスク氏が実施したアンケート調査の結果との因果関係は不明だが、その後、ツイッター社はサブスクサービス「Twitter Blueラボ」で「向こう数カ月中に編集機能のテストを開始する」と正式発表している。
企業に不満があるなら、自ら筆頭株主となり、影響力を行使する――。世界一の財力を背景に、そうした資本主義経済のルールを体現したともいえるマスク氏の一連の行動は、企業経営者や投資家にも今後、影響を与えそうだ。
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