戸塚区名瀬には99個の谷戸「九十九谷戸(くじゅうくやと)」があったと言い伝えられ、久右衛門邸のある界隈は「名瀬の谷戸」として、「光る久保(ひかるくぼ)」といわれる程、今でも初夏には久右衛門邸界隈で源氏蛍や平家蛍が舞う場所だという。
また、春には筍(たけのこ)が採れ、ウグイスがさえずり、夏には蛍が舞う。秋には紅葉、冬には満天の星など自然があふれているため、地元の小学生など子どもたちの課外活動・自然体験学習の場となっているという。障害のある人とない人が共に学ぶインクルーシブ教育の場としての活用も期待している。
AOHの伊藤紀幸代表理事は以下のようにコメントした。
「この里山の地を、障がい者、高齢者、健常者が共生の場として再興し、SDGsの価値を、レストラン利用者が食事を堪能しながら、自然な形でもっと広めていけるような場所に育て上げたい。こういう場所が横浜市内にもあるのかということ、さらには日本中の古民家の再生のヒント、自然との調和、地域社会や障がい者との共生の在り方に一石を投じられればと考えている」
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