消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
ハウス食品は、「◯◯ライスで思い出す料理」を調査した。その結果、圧倒的1位は「カレーライス」で、同社も商品を手掛ける「ハヤシライス」は6位。「タコライス」や「ガパオライス」よりも想起率が低く、わずか2.2%であることが分かった。
1位「カレーライス」(57.8%)に次ぐ2位は「オムライス」(28.9%)。以降は想起率が一桁となり、「チキンライス」(3.2%)、「タコライス」(3.1%)、「ガパオライス」(2.3%)と続いた。
給食のメニューなどでもおなじみのイメージがあるハヤシライスだが、想起率は2020年調査と同じ2.2%。ガパオライスよりも思いつかないメニューとなり、存在感のなさが露呈する結果となった。
同社ではハヤシライスの存在感が薄い背景に、国民食ともいえる「カレーライス」の影響が大きいと分析している。
実際に献立を考える際、カレーライスを思いつくかと聞くと、92.2%が「思いつく」と答えた一方、ハヤシライスを思いつくと答えた人は54.0%だった。
半年以内に作って食べた人は、カレーライスが79.8%と約8割の一方、ハヤシライスは40.8%と半数以下。カレーライスの存在があまりに強い結果となった。
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