ということで吉野家HDでは、コロナの影響は残りつつも営業利益ベースでも黒字を維持できる水準まで回復しています。時短協力金などの助成金の影響もあり、経常利益、純利益ベースではコロナ前を大きく上回る水準となっています。
そしてテークアウトなどの少ない、はなまるうどんの業績の落ち込みが大きくなっていました。今後は経済正常化の中ではなまるうどんの業績回復は進むでしょうから、その影響で営業利益ベースでの業績回復がさらに進みそうです。
一方で原材料費高騰による粗利率の悪化、助成金の影響がなくなることによる経常利益、純利益の悪化は起きてくると予測します。
決算は現場にある1次情報とメディアで出てくる2次情報の中間1.5次情報です。周りと違った現場により近い情報が得られる経済ニュースでもあります。上場企業に詳しくなりながら、決算書も読めるようになっていく連載です。
voicy:10分で決算が分かるラジオ、note、Twitter、YouTube
マクドナルドのテークアウト/デリバリー成功の要因はどこにあった? 絶好調で時短協力金も辞退
サイゼリヤがコロナ前をはるかに上回る利益水準になった理由
コメダ珈琲は、なぜコロナの悪影響をあまり受けなかったのか?
QBハウスがコロナ禍でも「客を離さない理由」 秘密はビジネスモデルにあり
会計クイズ ゲームメーカーの任天堂はどちらでしょう?
会計クイズ どちらがZOZOの損益計算書でしょう?
ビジネスパーソンのためのSaaS KPI入門Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング