今年も大手携帯電話事業者から夏の新製品が発表された。以前よりはラインアップ数が絞られ、コロナ禍の影響もあるが、華やかな発表会イベントも行われなかった。スマートフォンの進化は限界が来ているといわれて久しいが、それでもカメラを中心に進化が見られた。
特に、10万円を超す製品は最高級の部品を採用して性能を高めている。特徴はそれぞれ異なるが、向いている方向はほぼ同じなので進化のトレンドが見えてくる。
新型iPhoneはどんな機能を搭載してくるか?(提供:ゲッティイメージズ)
また、最初Androidの高級機で採用され、磨き上げられ、こなれて普及機にも広く搭載されるようになった機能は、iPhoneにも搭載されてくる。例えば指紋認証、防水防塵、有機ELディスプレイ、マルチカメラなどがそうだ。いずれもAndorid端末から採用が始まり、多くのAndroid端末が採用した結果、有用性が認められたものはiPhoneも搭載する流れだ。
2022年も秋には次世代iPhoneが発表されると予想されており、すでにさまざまな機能の搭載が噂されている。そこで、今期の高機能Androidスマートフォンのトレンドを見ながら、それらの噂が真実になるかどうかを予想してみたい。
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