返礼品の代わりに現金付与 ふるさと納税サイト「キャシュふる」開始

[季原ゆう，ITmedia]

　システムやアプリ開発などを行うDEPARTURE（東京都新宿区）は6月8日、返礼品の代わりにお金がもらえるふるさと納税サイト「キャシュふる」をリリースした。

キャシュふるの特徴（出所：プレスリリース）

　ふるさと納税をした際、一般的なポータルサイトでは返礼品がもらえるが、キャシュふるの場合、返礼品の代わりに寄付金額の20％のお金を付与する。寄付金控除も受けることができ、税金の控除、還付の申請も他のポータルサイトと同様の扱いとなる。

キャシュふるの仕組み（出所：プレスリリース）

　同サイトは、「返礼品がいらない人」から預かった資金で、ふるさと納税を代行する。返礼品受領権を「返礼品が欲しい人」に販売することで、得た収益を現金で渡す仕組み。寄付の募集期間であれば、最低利用金額5万円以上で好きな金額の寄付を行うことが可能となる。

ふるさと納税で地方創生へ（出所：プレスリリース）

　同社は、キャシュふるを立ち上げた理由として、ふるさと納税の利用者の実情に合わせる形で、利用者の視野が広がることでの税収増加と、販促費の削減により使える予算を増やすことで、より効率的に地方創生を目指すためとしている。

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