ぴあ総研は音楽フェスの市場動向に関する調査結果を発表した。2021年の音楽フェス市場規模はコロナ禍前の19年比85.1%減の49.2億円、動員数も48.1万人(19年比83.6%減)と大きく落ち込んだことが分かった。同社は「コロナ禍が続くなか、21年も数多くの音楽フェスが中止や規模を縮小しての開催となったため」と分析している。
一方で、「壊滅的状況だった20年と比べれば、イベント開催制限の段階的緩和により低空飛行ながらも浮上している」とした。
21年には、日本を代表する音楽フェス『FUJI ROCK FESTIVAL』も新潟県湯沢町・苗場で2年ぶりに開催。ウィズコロナに対応した大規模フェス開催実績として、その後のフェス開催の試金石となった。
この調査では、音楽ポップス分野のフェスティバル形式(同時間帯に複数アーティストが出演する形式)のイベントのチケット販売額を推計し、音楽フェス市場規模を算出している。推計対象は21年1〜12月に開催されたイベントでオンラインライブは含まない。
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