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イーロン・マスクは許さない? 世界で広がる「デジタルノマド」とは世界を読み解くニュース・サロン(4/6 ページ)

» 2022年06月16日 08時00分 公開
[山田敏弘ITmedia]

欧州や中南米も積極的にビザを提供

 スペインも同じようなビザを取得できる。滞在期間は最大で12カ月で更新もできる。それ以外の欧州では、アイスランド、ノルウェー、マルタ、ギリシャ、キプロス、ルーマニア、チェコも、デジタルノマドが利用できるビザを提供している。

 また、ロシアのウクライナ侵攻によって名前を見ることが増えた欧州のクロアチアやジョージア、ハンガリーも同様のビザでリモートワーカーを歓迎している。

 中南米も積極的だ。メキシコをはじめ、コスタリカ、カリブ海東部の国、アンチグアバーブーダや、カリブ海の島国であるバルバドス、英領アンギラ。北大西洋のバミューダ諸島、カリブ海のケイマン諸島もビザを提供している。

 ドバイを含むアラブ首長国連邦(UAE)やインド洋のモーリシャスもそうだし、アジアでは台湾、タイ、ベトナムでも提供している。

 こうした国と地域に加えて、人気観光スポットのバリがあるインドネシアも、デジタルノマド向けビザの本格的な発給に向けて検討していると発表したばかりである。

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