――THE MATCH 2022を振り返って、どう評価していますか?
他の格闘技団体の方々と協力して実行委員会を組織したからこそ、あれだけの規模の大会が開催できたと考えています。そして那須川天心選手と武尊選手の2人がいなければ、できなかった大会でした。
実行委員会のメンバーの皆さまと協力し、あれだけ大きなスポーツイベントを開催できたことを本当にうれしく思っています。
――格闘技のみならず、興行全体で見ても歴史に残る大会になったと思います。今後に生かせる部分は見つかりましたか?
PPVには、手応えを感じています。過去、東京ドームのような大会場では、ヘビー級など重量級の選手が出る大会でないと盛り上がらないと言われていた時期もありました。ですが、結果的には軽量級の試合でもここまでの成果を出せることが示せました。大事なのは「やり方」だと思います。
この大会をきっかけとして格闘技ビジネス自体が変わっていくと感じています。K-1としては、あらためて視聴方法や大会の運営面などを振り返り、検証をしていきたいと思います。
次の時代の格闘技ビジネスや、今後のK-1をつくるにあたり考えなければならないことは幾つもあると感じました。個人的にはいろいろなチャンスがあるという発見がありました。
――チャンスとは具体的にはどんなことですか?
今までの格闘技ビジネスでは、例えばビッグイベントを開く際には大きな会場を借り、お客さまに多く入場してもらうのが一つのカタチでした。しかし今後の配信ビジネスを考慮した場合、会場はそこまで大きい場所である必要はないのかもしれません。試合数も今のように多く実施する必要もないのかもしれません。
いろいろなヒントがあったと思いますので、そこはK-1として柔軟に考えながら、次の在り方を模索していきたいと考えています。
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