モバイル業界でたびたび登場する「接続料」とは何だろうか。いくつか意味があるが、ここではモバイルの「データ接続料(以下、接続料)」を取り上げたい。この接続料は、MVNOがデータ通信サービスを提供するために、ドコモやソフトバンクなどのMNOから借りる設備に対して支払う利用料のことだ。接続料はMNOごとに決められている。
総務省は、17年から「接続料の算定等に関する研究会」を開催し、公正競争確保のための接続制度について検討を行ってきた。接続料は携帯電話料金にも深く関わっている。接続料はどのように決められているのか、また、どのように変わってきたのか、概要を紹介しよう。
大手キャリアMNOと格安SIMのMVNOは、接続料を巡って争ってきた(提供:ゲッティイメージズ)
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通信料金と端末代金が完全分離され、通信契約とセットで端末を購入する場合の値引きは上限2万円までに制限されている。しかし、端末の単体販売の場合は値引きに上限はない。結果、店頭での非回線契約者に対する端末単体販売を拒否する事例が見られた。
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携帯電話各社は決算を発表した。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社は、2022年3月期通期の決算だ。通信料金値下げの影響で減益も予想されたが、蓋を開けてみれば3社とも増益を達成した。そして新規参入の楽天は、モバイル事業の先行投資により大幅な赤字拡大となっている。携帯4社の状況を見ていこう。
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つい最近まで、MVNOーーいわゆる格安SIM・格安スマホのサービスを利用するユーザーは、主にデータ通信料金を下げるために契約している人が大半だった。しかし、こうした状態が変わりつつある。HISモバイルの新プランは、音声通話が付いて最安料金が月額290円。さらに音声通話料金が安いことも特徴となっている。通話を中心に使ういわゆる“ガラケー”ユーザーの獲得を狙っている。
- シェア10% なぜ日本で「iPhone SE」がここまで人気なのか?
iPhoneの廉価モデル「iPhone SE」の第3世代モデルが、3月9日に発表された。日本のスマートフォンユーザーの約半分がiPhoneを使っているといわれるが、その中の2割に近いユーザーがiPhone SEを使っており、人気の高さがうかがえる。では、なぜ日本でこれほどiPhone SEが人気なのだろうか。
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