総務省の調査でスマートフォンの世帯普及率は8割以上(リンク)、NTTドコモ系列のモバイル総合研究所によれば、携帯電話保有者のうちスマートフォンは94%だという(リンク)。70代以上の候補者は扱いにくいだろうとしても、60代の候補者は扱えると思う。
インターネット選挙運動は、13年の公職選挙法改正で解禁された。それから9年でこんな状況だ。ネットより街頭演説や握手のほうが効果的と見られているようだ。でもそれって、支持者や関心のある有権者向けだろう。投票率が50%を切り、選挙権年齢が18歳以上になったいま、浮動票獲得のためにも情報発信は必要だと思う。
公式サイトを持たない候補者も、動画サイトやブログ、SNSには参加している。支持者と対話したり近況を報告したりという用途には向いている。しかし情報が日々更新されていくから、固定したメッセージは消えてしまう。瞬発的な発言には炎上リスクもある。動画サイトに至っては、5分で読める話を30分かけてしゃべる。しかし私は何百人ぶんの動画に付き合いきれなかった。数人の候補者から選ぶなら動画でも良いかもしれないけれど、これから候補者を選ぶ人にとって政策や公約を探しづらい状況だ。
候補者一覧は、Yahoo!ニュースを参照した。候補者の公式サイトでリンクのないものは念のためGoogleで「候補者名+公式」で検索した(出典:Yahoo!ニュース、参議院選挙2022)
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