ホットシェフの売り上げは年間180億円程度で、セイコーマート全体売上の約10%を占めるという。実際には、ホットシェフと飲料などの合わせ買いが多いため、ホットシェフは全体の売り上げにかなり貢献している。
「ホットシェフをフックに来客数を増やしたいとは考えていません。ホットシェフを気に入ってくれる固定客を増やし、同じ人が何度も来店してくれることで、総来店者数を増やしたいと考えています。100人お客さんを増やすより、10回来てくれるお客さんを10人増やすという考え方です」(丸谷会長)
好調に思えるホットシェフだが、課題もあるという。
「お客さまから『この店でしか買わない」『このスタッフが作った商品でないと買わない』などの意見をいただいたことがあります。今後は、全ての店で同じおいしさを提供できるように、トレーニングを強化していきたいです」(丸谷会長)
また、今後はさらに製造効率を上げていく工夫を強化するという。
「ホットシェフを愛でてくれるお客さまを増やすことと、それに対応した製造数量の確保を両立していきたいです。売り上げが増えるごとに人手を増やしていくのはなかなか難しいと思うので、同じ人数、同じ時間でより多くの商品を作れるように、製造効率を見直し、新しい機材の導入などを積極的に実施していきます」(丸谷会長)
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