IT企業のサイボウズ(東京都中央区)は7月13日、世界的なインフレを踏まえ、「インフレ特別手当」を社員に支給すると発表した。生活不安を軽減し、業務に集中してもらうことを目的としている。
契約社員も含め、同社と直接雇用契約を結ぶ社員に対し、7〜8月に特別一時金として支払う。国内の事業所に勤務する社員には6万〜15万円を支給する。支給額は1カ月当たりの勤務時間によって変わるという。海外の事業所に勤務する社員については、現地のインフレ状況や税金、社会保険負担などを踏まえた上で、支給額を決定している。
同社は6月以降の急激なインフレで生活費などが上昇する中、社員の不安払拭に向けてどのような対応ができるか社内で議論を進めてきた。当初は特別賞与や、一律の割合で給与アップするといった案を考えたが、これでは社員1人ひとり異なる月給をもとに手当額が変わるため、「インフレ特別手当」として一定額を支給する方法に決めたという。
同社は「今後も全拠点の社員一人ひとりが安心して業務に集中できる環境づくりに取り組んでまいります」としている。
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