なぜ、日本企業で「CXO」の肩書が流行っているのか 脈々と流れる思想役員改革が始まった(1/4 ページ)

» 2022年07月14日 07時00分 公開
[柴田彰ITmedia]

最終回(前編)はこちら

 執行側の役員に関する変化としては、近年、日本の大企業を中心として流行になっているCXO体制があげられます。従前の執行役員をCXOというタイトルに改める企業が増えてきています。

 ご存じの方も多いと思いますが、CXOとはChief X Officerの略称で、XのところにはFinanceやHRなどの機能名称が入ります。日本語にすると機能の最高責任者ということになり、例えばCFO(Chief Finance Officer)は最高財務責任者、CHRO(Chief HR Officer)は最高人事責任者を指します。

 では、どうしてこのようなCXO体制が日本で着目されているかというと、2つほど理由が考えられます。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.