消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
リクルートが発行する旅行情報誌「じゃらん」は「道の駅」に関するアンケート調査を実施し「全国道の駅グランプリ2022」を発表した。約1000の道の駅(北海道、沖縄を除く)の中から1位になったのは群馬県「道の駅 川場田園プラザ」、2位は宮城県「道の駅 上品(じょうぼん)の郷」、3位は宮城県「あ・ら・伊達な道の駅」だった。
調査では、過去3年以内に行ったことがある施設の中から、「満足した、良かった」施設を3つまで選択してもらい、満足度が高い順にランキングにした。
1位になった「道の駅 川場田園プラザ」は、武尊山の麓に広がる自然豊かな道の駅。敷地内には地元の農産物や地元食材を使った加工品の直売所、レストランやベーカリー、ビール工房などが点在し、一日遊べるスポットになっている。
2位の「道の駅 上品の郷」は、県内で唯一、温泉保養施設がある道の駅。直売所には石巻の特産品や農産物が並び、レストランではオリジナルグルメを楽しめる。22年春には地元の人気店が並ぶショップに「珈琲工房いしかわ」など新たな4店舗が仲間入りした。
3位の「あ・ら・伊達な道の駅」は、年間300万人以上が訪れる人気の道の駅。21年7月にリニューアルを行い、毎日300種類以上の地元商品が並ぶ直売所・ロイズ常設店・特産品の品ぞろえなどが充実。同年冬には「aladate Gelato&PIZZA」もオープンした。
「道の駅 伊東マリンタウン」はマリーナが併設され、多彩なショップやレストランが並ぶ大型の道の駅。日帰り温泉施設も備えており、一日楽しめる複合施設になっている。
青森県浪岡地区にある「道の駅 なみおか アップルヒル」は観光りんご園を併設する道の駅。手作りのアップルパイやジェラートが人気で、秋のりんご狩り、藍染め体験、ラベンダーまつり、収穫祭など、年間を通じて数多くのイベントが開催されている。
『関東・東北じゃらん』の西尚子編集長は「ニューオープンやリニューアルなど進化を重ねる道の駅は、旅の目的地となっている。旬の食材が並ぶ直売所や地元グルメ、スイーツ、体験など、幅広いニーズに応えてくれる充実の施設が魅力的な道の駅が増えている」とコメントしている。
調査は45都府県在住の20〜50代男女を対象に3月15日〜18日にインターネットで実施した。有効回答数は3805人。
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