甲府市で「岡島百貨店」を運営する岡島は7月28日、現店舗での営業を2023年2月に終了し、3月に同じ中心市街地の商業施設「ココリ」に移転すると発表した。
現店舗の跡地は、タカラレーベン(東京都千代田区)が取得し、タワーレジデンスや新たな商業施設などの整備を予定。都心部からの移住者を含む「まちなか居住」の増加と中心市街地への誘客を促進し、にぎわい再生につながる開発を目指す。
岡島百貨店の新店舗は「ファッション」「プロモーション」「コラボレーション」の3つを軸に展開する。お客の求める上質なファッションを追求し、毎週足を運びたくなるプロモーションを仕掛け、地元連携企画を拡大。「山梨発となる地方百貨店の新たな事業モデルの実現を目指す」(同社)としている。
ストアコンセプトは「地域共創型上質スペシャリティストア」。地下1階は食のフロアとし、肉の「わたなべ」や青果や精肉、鮮魚といった生鮮品の専門店の他、山梨県初出店となる「明治屋ストア」を展開する。
また、ベーカリーショップ「パンパティ」や「RF1」「とんかつ和幸」など、弁当や総菜の中食を強化。さらに、京都「土井しば漬け本舗」、新潟「加島屋」などの老舗店も出店し、ギフトニーズにも対応する。
1階はファッション、2階はライフスタイルのフロアとして展開。各フロアにはプロモーションスペースを設置し、シーズンに合わせたイベントや物産展、地元連携フェアを開催するという。
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