同社によると、世界で近視人口が急速に増加しており、2050年には世界の約半数が近視になると推定されている。特に東アジアの近視患者の急増が顕著で、韓国では19歳男性の96.5%が近視とのデータも出ているという。日本でも近視の低年齢化が進んでおり、文部科学省が21年7月に発表した「学校保健統計調査」では、小学1年生で約25%、小学6年生では約50%が「裸眼視力1.0未満」だった。
近視は眼鏡やコンタクトレンズなどを使うことで矯正できるとして、問題視されていなかった経緯がある。だが近年の研究では、医療データの蓄積に基づく分析の結果、白内障や緑内障、網膜剥離といった目の病気の罹患率との関係があることが分かっている。
軽度の近視者と非近視者を比較した場合、緑内障の発症リスクが4倍増になるというデータがある他、米ウォータルー大の研究では、近視の発症年齢が低いほど、進行度合いが大きく「強度近視」になる可能性が高まるという。
同社はクボタグラスを兵庫県内の医療機関・眼鏡店3施設に加え、関東では横浜市内の眼鏡店「横浜本店東京コンタクト・スカイビルメガネ」で販売する。今回はテスト販売という位置付けといい「今回の販売を通じて、クボタグラスの取り扱い病院や店舗を拡充するなど今後の販売戦略を検討する。将来的には、個人での直接購入できる仕組みを整えてたい」としている。
窪田製薬ホールディングスは世界中で眼疾患に悩む患者の視力維持と回復に貢献することを目的に、さまざまな医薬品・医療機器の開発を手掛ける眼科医療ソリューション・カンパニー。子会社のクボタビジョン・インク(米国)を研究開発の拠点として、革新的な治療薬・医療技術の探索及び開発に取り組んでいる。
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