一方、「住みここちランキング」には宮城県富谷市が仙台市を上回り、3年連続1位となった。1970年代から仙台市のベッドタウンとして人口が急増し、16年に市制移行した。
住む人からは「郊外型住宅地で、閑静だが道路へのアクセスはよい」「徒歩圏内で生活するは全てまかなえる周辺施設の便利さがある」といった声が寄せられた。
2位は仙台市太白区。市南西部に位置し、東側は近年、長町副都心開発が進み、大規模商業施設やマンションの供給が進む。区内には市内の4割を超える埋蔵文化財が集中する。区の担当者は「仙台空港も至近距離にあり、地下鉄で市内中心部へのアクセスも優れていることで、良好な住環境が維持されている」と説明する。
3位も仙台市の若林区。地下鉄南北線・東西線などを利用でき、都市部が広がる西側エリアと田園地帯を有する東側エリアに分かれる。東側は太平洋に面し、子どもが遊べる施設や住環境が充実している。
住む人からは「生活していく面では申し分ないところ」「クリニックが1箇所に集まっているのもありがたい」といった声が挙がった。
4位は仙台市青葉区。上位は宮城県の自治体が独占した。5位に山形県東根市が入った。
調査は東北地方(青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県)に居住する20歳以上の男女3万9382人(19年5281人、20年1万718人、21年1万558人、22年1万2825人)を対象にインターネットで実施した。
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